鉄人レース(アイアンマンレース)の完走者にはなぜか起業家がたくさんいます。なぜだか不思議に思いませんか?Inc*は、Inc 500にランクインしている10%の人が、アイアンマンレースの完走者の可能性もあると述べています。

(*Incはアメリカなどで発行されている事業主向けのビジネス雑誌で、成長が著しいアメリカ企業500社をランキングで発表するInc 500などで知られている。) 

各地で開催されるアイアンマンレースの中には、The Ironman Executive Challenge(EC)やThe CEO Ironman Challengeのような、起業家やCEOのためのアイアンマンレースも存在します。これほど多くの起業家やビジネスリーダーが、世界で最も過酷なスポーツイベントに参加する理由について、私なりに考えてみました。アイアンマンレースと企業家精神には共通点があるようです。

夢を大きく描く

アイアンマンになるには、広く大きく想像しなければなりません。アイアンマンレースではランを完走するだけでも偉大な業績です。ですが、水泳とバイクをがむしゃらに積み上げるだけでは乗り越えられません。起業家になるためには、保障と安定した仕事を手放しても、自分はなんでも出来る、叶えられるという自信と理想を持つことが必要です。アイアンマンレースも起業も、必要なのはその世界に飛び込んで自分自身に「出来る」と言うだけです。

挑戦

レースは自分自身の心技体と闘う場です。起業家はビジネスにおいて最高の成果を出したいと考えています。そして事業を拡大していくことを目指しています。このような大きな課題に取り組むには、大きな推進力が必要です。

集中と犠牲

アイアンマンレースに向けたトレーニングは私の人生を支配しました。日曜日は1日中、土曜日は半日がトレーニングの時間でした。平日もトレーニングの時間を確保するために仕事の効率化をはかりました。また遊びに出かけたり、社交の場に出ることもほとんどありませんでした。人生の楽しみはレースが終わるまで保留としました。集中力がないと成功しないこともまた、起業とアイアンマンレースの共通点です。レースの最中はペース、フォームそしてトレーニングの時には摂取する栄養面を集中して考えることが必要です。

限界を越える

多くの人は物事には限界があると考えます。アイアンマンと起業家はこの先入観を破り、膝から崩れ落ちる直前まで進み続けることを求められるのです。アイアンマンレースは練習でも本番でも、体力的、精神的、そして感情的に限界を感じる場面があります。それでも、レースを完走する、しないに関わらず、10マイルの距離を走り、荒れた海を泳いで、達成できるはずがないと思っていた何かを達成しようとするのです。アイアンマンと起業家はこの「達成できるはずがない」という先入観を打破します。

あきらめない

ハーフマラソンの時点で、私の身体には火がついていました。スイムで上半身は破壊され、下半身はバイクとランでガタガタでした。棄権してしまいたかったし、ズルをしたいとも思いました。ただただ終わらせたかったです。「やめてはいけない」「やめてはいけない」「やめてはいけない」私は何度も繰り返しました。13マイルを進む中何度も自分自身に言い聞かせました。私自身に「やめても良い」とは言いませんでした。ビジネスとアイアンマンレースにおいて、自分自身でやめるように仕向けてはいけません。

「走っても、歩いても、地べたを這ってもいいです。」
「でも、続けましょう。諦めずに進み続けましょう。」
ニコラス オルシニ
Written by Engineering Team

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