やさしい生理学:ブドウ糖、グリコーゲン、インスリン、グルカゴンについて

やさしい生理学:ブドウ糖、グリコーゲン、インスリン、グルカゴンについて

どこかで名前は聞いたことがあって、重要なことはわかってはいるものの、何がそんなに大事なの? そんな方に是非読んでいただきたい! あなたが普段何気なく取る食事、それに伴うからだのホルモン、代謝について手早く簡単に学べる生理学です。 

ブドウ糖は、三大栄養素の1つである炭水化物の構成要素です。 ブドウ糖は、私たちが普段食べているほとんどの炭水化物を構成する最も単純な糖のひとつです。糖類の中で最も基本的なものであるため、単糖、つまり単一の糖分子(糖の最小単位)と呼んでいます。

ラザニア、パスタ、ピザ、ガーリックトーストのような炭水化物が非常に多い食事を取ったあとは、ブドウ糖が血中を満たします。ブドウ糖をコインのようなものだと想像してみてください。ポケットにいれたコインが満杯になっているような状態です。しかし、すでにポケットにコインが多すぎる場合は、この食事の後に何が起こるでしょうか? 他の場所に保管しなければいけません!

グリコーゲン、あるいは糖原質とは肝臓で結合された余分なブドウ糖で、ブドウ糖レベルが低いときのエネルギー貯蔵として使われます。グリコーゲンはすべてのコインを紙幣と交換することができるんです。 保管しやすく、持ち運びも簡単です。グリコーゲンが肝臓に貯蔵されている多くのブドウ糖分子で構成されているのと同じように、この紙幣は財布に入れられます。 しかし、ポケットのコインが少なくなっているとき、どうすればお金を回収できるでしょうか? グリコーゲンは分解され、グルカゴンによってブドウ糖を回収します。

ポケットにコインを入れておくように、血中にブドウ糖があるということは常に良い状態といえますが、不足しているときは補充する必要があります。 グルカゴンは、血糖値が低いときに放出するように信号が送られ、体によって作られるホルモンです。ポケットのコインに例えると、ポケットが軽いという感覚自体がグルカゴンで、ポケットのコインが少ないことを示しています。 これは、血中のブドウ糖が少ないときに実際にあなた自身の体のなかで起こっているんです。 立ちくらみがしたり、空腹になったりしたときには、銀行でお札を硬貨に両替してもらわなければいけません!

グルカゴンの反対の役割をしてくれるのがインスリンです。血糖値が高いとき、そして過剰なブドウ糖をグリコーゲンにする必要があるときに放出されます。 インスリンは、血中のブドウ糖の量を減らしてくれる唯一のホルモンです。 ここでのインスリンは、ポケットにコインが多すぎるという重い感覚で、小銭をお札と交換する必要があることを示しています。 

体は、血糖値が高すぎる場合のインスリン分泌が活発になる状態と、血糖値が低すぎる場合のグルカゴン分泌が活発になる状態を交互に繰り返します。 体の血糖値を調節することは不可欠であり、インスリンからグルカゴンへ移り変わっていくことで、食事後および食事間のブドウ糖レベルを調節しています。 

ブドウ糖は、体内のほとんどの細胞のエネルギー源となっています。このエネルギーを蓄えるために、食事をとることがいかに大切か学ぶことができましたでしょうか?